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2025/04/15「防災庁の拠点を神戸市周辺に設置」斎藤元彦兵庫県知事が国に要望

防災庁の拠点を神戸市周辺に

大規模災害等に対応するため政府が設置を進める防災庁について、兵庫県の斎藤元彦知事は内閣府を訪れ神戸市周辺への設置を求める要望書を瀬戸隆一副大臣に手渡しました。

◯要望の内容
神戸市周辺に防災庁の拠点を求める

◯理由
・阪神淡路大震災、台風23号などの大規模災害を経験。防災に関する知識・技術も豊富
・神戸には防災関連の施設、研究機関も有り知的資源が集中している
・知識、経験、技術、施設などを活かすことで防災庁がより効果的に機能すると考えられる

◯今後の国の動き
政府は関係省庁や専門家と議論を進め2025年6月頃に防災庁の組織概要を発表予定

◯兵庫県の今後の対応
関西広域連合などと連携し防災庁拠点の誘致を目指す

※神戸市周辺の主な利点
・首都直下地震が起きても同時に被災する可能性が低くバックアップの拠点となりうる

・神戸市は日本の中央で新幹線、高速道路、空港、港湾が近く機動性、利便性が高い

・阪神淡路大震災の経験、多様な自然災害への対応実績、ノウハウ

・防災関連関係者による人口、消費増

・防災意識の高まりによる観光客の増加など地域経済の活性化につながる可能性

 ・関西近畿圏全体の防災拠点として広域的な防災体制の強化に貢献できる

 ・神戸市には国際協力機構(JICA)、国連機関などが有り国際的な防災協力の拠点としての潜在能力を有する

・防災未来センター、三木市のE―ディフェンス、神戸医療産業都市をはじめとする研究機関、大学との連携により防災に関する高度な研究、技術開発が促進される

〈質疑〉
Q1(サンテレビ)
副大臣とはどのような話をされましたか?

A2(知事)
・兵庫県、市町会、町村会が一体となって要望を提出。

・関西広域連合としては関西に設置を求めているが、兵庫県としては神戸周辺を希望

・阪神淡路大震災以降の復興経験、人と防災未来センター、E-ディフェンスなどの施設、防災人材育成備蓄機能の整備実績など瀬戸副大臣と20分間意見交換し説明

・南海トラフ地震、首都直下地震への備えとしての重要性

Q2(サンテレビ)
副大臣の反応、手応えはありましたか?

A2(知事)
副大臣は兵庫県の取組み、施設設備をよく認識された
兵庫県に有する知見を評価してもらい一定の手応えは有ったと考えている

Q:兵庫県に防災庁が来ることで、どんなメリットがありますか?

A(知事)
・県の防災力向上
・国の機関が来ることで西日本全体のカバーが可能に
・関西、瀬戸内、四国など広域支援が実現できる

Q(サンテレビ)
今後、兵庫県として何かアクションを起こす予定はありますか?

A(知事)
昨日の要望が一つの節目
政府の検討状況を見ながら再要望の可能性あり
視察受け入れなど柔軟に対応予定

Preview「防災庁の拠点を神戸市周辺に」 斎藤知事が要望書提出 兵庫県を首都直下地震のバックアップに(ABCニュース) - Yahoo!ニュース

〇兵庫県広報
防災庁設置に向けて

兵庫県は事前防災から復旧・復興まで災害対策を担う防災庁の創設と、阪神・淡路大震災の経験から得た知見とインフラが集積する本県への拠点設置を求めています。
4月15日午後、県内の代表等が集い内閣府副大臣へ要望活動を行いました。

〇サンテレビ 2025/04/16(水)
防災庁誘致要望
兵庫県の斎藤知事「一定の手応え」

兵庫県の斎藤知事は4月16日の定例会見で前日、国に防災庁の拠点を兵庫県に置くことを要望したことについて「一定の手応えはあった」と述べました。
国は、南海トラフ巨大地震などの大規模災害における司令塔機能を強化するため、2026年度に「防災庁」の設置を目指しています。
防災庁をめぐっては、兵庫県は井戸前知事が2015年に防災庁の構想を掲げて、関西広域連合などで議論を重ね、国にも提案してきました。
斎藤知事は4月15日、内閣府の瀬戸隆一副大臣に、防災庁の拠点を兵庫県に設置するよう求める要望書を提出
要望書では、兵庫県には阪神淡路大震災から復興した知見があることをはじめ、人と防災未来センターや三木市のE―ディフェンスなどの研究施設があることなどを理由に、神戸周辺に設置することを求めています。
会見で斎藤知事は「瀬戸副大臣も兵庫県が震災以降 人材育成などいろんなことをやってきたと認識している。私としては一定の手応えがあった。兵庫県としての防災力を強化していく意味でも国の機関が来ることは大変大きい」と述べました。
石破茂首相は6月に防災庁の組織概要を示す方針です。

〇ABCニュース 2025/4/15(火)
斎藤知事が要望書提出
「防災庁の拠点を神戸市周辺に」
兵庫県を首都直下地震のバックアップに

「防災庁」を神戸市周辺に設置するよう兵庫県が要望しました。 兵庫県の斎藤元彦知事は内閣府を訪れ、瀬戸隆一副大臣に「防災庁の拠点を、神戸市周辺に設置する」よう求める要望書を手渡しました。 石破総理は来年度中に「防災庁」の創設を目指していますが、13日の神戸市訪問の際に「(防災庁を)どこに置くかは別として、6月には概要を示したい」と発言しています。要望の理由について斎藤知事は以下の事などを挙げました。
・首都直下地震が起きても同時に被災する可能性が低くバックアップの拠点となりうる
・阪神淡路大震災からの復興を通じたノウハウを生かせる
今後は関西広域連合などと協力して誘致の実現を目指すとしています。

〇ABCニュース 2024/12/20(金)
兵庫県と神戸市「防災庁を神戸に!」で一致

石破政権の目玉政策の1つ「防災庁」の設置について、兵庫県の斎藤知事と神戸市の久元市長が「震災30年の経験を生かし神戸市周辺に拠点を誘致する」考えで一致しました。
20日午前、兵庫県と神戸市が政策について定期的に意見交換する「調整会議」が神戸市の兵庫県公館で開かれました。
都市部の再開発、大阪・関西万博への対応、神戸空港の国際化などと並んで震災30年をきっかけとした取り組みと今後の災害対応が議題となりました。
石破内閣が検討を進めている「防災庁」について、両トップは次のように意見を表明しています。
久元喜造・神戸市長「神戸とその周辺、兵庫県に(防災庁の)何らかの拠点施設を作ってほしいとお願いするのは、非常に理にかなっている」
斎藤元彦・兵庫県知事「三木市には資材を含めた拠点もあるので、防災庁をどうすれば関西、兵庫、神戸にできるのか(を検討したい)」
両者は今後、関西広域連合とも協力して国への働きかけを進めるとしています政府は2026年度中に防災庁の創設を目指すとしていて、すでに11月1日に内閣府に準備室を発足させています。 ABCテレビ

〈質疑〉
サンテレビ
昨日、防災庁の要望を出されたということについてお聞きしたいです。
昨日はその副大臣とはどういった話をされたんでしょうか。

知事
昨日、防災庁設置の要望をさせていただきました。

県をトップとして、市町会、町村会などからも来ていただきました。

冒頭、要望書を手交させていただいて、防災庁設置についてはしっかりやっていただきたいということと、関西広域連合としても、関西にというふうに要望していますけれど、兵庫県としては、できればそれを兵庫県に防災庁の拠点にやはりこう来ていただきたいと。

できれば神戸の周辺ということを述べさせていただいたというのが要望の趣旨です。

その後、瀬戸副大臣と20分ほど、意見交換をさせていただきました。

私の方からは、兵庫県としては、これまで阪神・淡路大震災30年の復興の中で、人と未来防災センターをはじめ、三木のE-ディフェンスとかですね、そういった防災の専門人材を育成する機能であったり、あとは備蓄の拠点とか、そういったことをやってきましたと。

なので、やはりこれから南海トラフ地震が想定される中で、それから首都直下地震がありうるという中で、やはり国土の双眼構造を防災面で持つ意味でも、ぜひ関西、できれば兵庫に、拠点を設置していただくことがいいと思いますということを述べさせていただいています。

サンテレビ
それに対して副大臣の反応、手応えといいますか、その辺は何かありましたでしょうか。

知事
瀬戸副大臣も、兵庫県が震災以降そういった人と防災未来センターであったりとか、人材育成やいろんなことやっていただいたということはすごく認識していただいています。

そういった兵庫県の有する知見というものは、重くご理解をいただいていますので、私としては一定の手応えはあったというふうには考えています。

サンテレビ
兵庫県に防災庁が来るメリットといいますか、その県にとってどういったことがもたらされるとお考えでしょうか。

知事
もちろん兵庫県としての防災力を強化していく意味でも、国の機関が来るということは大変大きなことだと思いますし、これは国の機関ですから、一定のエリアのカバーが大切になってくるので、昨日も申し上げたんですけれど、兵庫県にもし設置されれば、これは関西だけじゃなくて、瀬戸内それから四国そういったところもやはり、支援のあり方としてカバーできるので、そういった兵庫県に設置されるメリットというものは、兵庫県だけじゃなくて、西日本にも及ぶものだということは、伝えさせていただいています。

サンテレビ
今後、石破首相は6月に組織概要を示す方針はされていますけれど、それまでに兵庫県として何かアクションを起こすようなことってあるんでしょうか。

知事
すでに関西広域連合で要望を1回されて、昨日私もさしていただいたので、一応、政府に対する要望としては、昨日が1つの節目だとは思っていますけれども、今後、政府の検討状況などに応じては、再び要望したりとか、兵庫県として視察を受入れるとか、そういったところはしっかりやっていきたいというふうに思っています。

画像:サンテレビ

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