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神戸空港国際化

神戸空港、国際化元年。
新ターミナル開業、アジア5都市へチャーター便就航。

2006年の開港以来、国内線のみが運航されてきた神戸空港が、本日、歴史的な一歩を踏み出しました。
午前、待望の国際線チャーター便の運航が開始され、真新しい第2ターミナルが華々しくオープンしました。
記念すべき国際線初便として、午前9時半過ぎには台湾・台北からのスターラックス航空機が、続いて午前10時過ぎには韓国・ソウルからの大韓航空機が到着。到着ロビーでは、記念品のお菓子が乗客に手渡され、国際化の喜びを分かち合いました。
今回、神戸と結ばれるのはソウル、台北、台中、上海、南京のアジア5都市。週40往復のチャーター便が運航される予定です。
利用客からは「大阪の空港ではなく、神戸から直接行けるので便利」「アンパンマンミュージアムに行くのが楽しみ」などの声が聞かれました。
神戸空港の国際化はインバウンド需要の高まりを受け、かねてより地域経済界や自治体からの強い要望がありました。
2022年には関西3空港懇談会で国際チャーター便の就航が合意され、この日を迎えることとなりました。2030年頃には国際定期便の就航も視野に入れています。
新しく開設された第2ターミナルでは、記念式典が開催され、関係者らがテープカットやくす玉開花で門出を祝いました。神戸市の久元喜造市長は「長年の夢が実現した。これを機に、神戸の活性化につなげていきたい」と期待を述べました。
一方、課題も指摘されています。神戸空港へのアクセスは現在、ポートライナーのみであり、通勤ラッシュ時には混雑が懸念されます。国際線利用客の増加に対応するため、アクセス改善策の検討が急務となっています。
それでも神戸空港の国際化は兵庫県、そして神戸市にとって新たな発展の大きな一歩となることは間違いありません。
今後の国際線の拡充、そして地域経済への波及効果に期待が高まります。

◯神戸新聞 2025/4/18(金)

神戸空港に初の国際チャーター便就航
台北からスターラックス便
ソウルから大韓航空便

神戸空港に18日、国際チャーター便が就航した。午前9時半ごろ、台湾・台北(桃園)からのスターラックス便が予定より約30分早く滑走路に降り立った。続いて同10時5分ごろ、韓国・ソウル(仁川)からの大韓航空便が到着。この日開業した第2ターミナルビル(T2)のロビーでは、空港関係者らが到着便の旅客を歓迎した。 両便とも小型機の「A321neo」で、国際化に伴い拡張された駐機場に到着。両便は折り返し、神戸からの旅客を乗せて出発する。この日午後には、台湾・台北(桃園)からのエバー航空便と、中国・上海(浦東)からの上海吉祥航空便も到着する予定。 T2では、神戸市や兵庫県、神戸商工会議所などでつくる神戸空港利用推進協議会が、関西エアポート神戸とともに就航記念式典を開催した。久元喜造市長は「神戸空港の国際化により、神戸市は新たな国際都市としての可能性を手にした。神戸が関西全体の発展に貢献することができるように全力で取り組む」と強調。山谷佳之社長は「神戸空港はここで終わりではなく、これから成長する空港。今後も皆さんと力強いスクラムを組み、神戸空港を育てていきたい」と述べた。各航空会社の代表らも加わり、テープカットやくす玉割りで国際化を祝った。 韓国、中国、台湾の3カ国・地域の航空会社4社が、中国・南京を含めた5都市の間を週40往復する。チャーター便だが、定期便のような運航となる。4~5月には、ベトナムの格安航空会社(LCC)ベトジェットエアを使ったツアーも予定されている。30年前後には、国際定期便の運用も始まる。


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