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「「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」における県産食材グルメフェアの開催」です。
大阪・関西万博が開幕しました。
兵庫県においても様々な取組みを進めているところですが、兵庫県産の農林水産物や食べ物のさらなる認知度向上、需要拡大が大事だと考えています。
そこで、今回、株式会社ポトマックが運営される神戸最大級のフードホール、「TOOTH MART」におきまして、神戸ビーフなど全12品目の県産食材を使ったフェアを開催したいと考えています。
場所はこの1ページにもありますとおり、神戸ポートミュージアムで、アトアという水族館が入っている施設ですが、その1階のTOOTH MARTで開催します。
開催期間は、4月18日(金曜日)から5月31日(土曜日)までで、県産食材グルメフェアを実施します。
併せて、4月29日(火曜日)には、フィールドパビリオンに認定されている生産者の方々にお越しいただき、食文化体験イベントも開催したいと考えています。
株式会社ポトマックが実施主体となり、「ひょうごの美味し(うまし)風土(ふうど)拡大協議会」や兵庫県が協力する形で実施をしていきたいと考えています。
この協議会は、兵庫県産の優れた農林水産物・加工食品の生産・流通・消費を一層拡大することを目的として、幅広い分野から40団体が参加する協議会という形で、平成22年に設立されたものになります。
また、今回のフェアについては、「ひょうごEXPO week」の期間外イベントとして実施するものであり、万博の盛り上がりに合わせて、多くの方々に来ていただきたいと考えています。
そして、フェアで使用する県産食材ですが、フードホール内の9つの店舗において、神戸ビーフや淡路島たまねぎを使用した神戸牛バーガー、それから兵庫のりを使用した中華そばなど、県から提案した旬の全部で12品目の県産食材から株式会社ポトマックにメニュー開発をしていただいたことが今回のポイントになります。
資料に記載のないメニューもございますので、ぜひチラシなどご覧いただいて、味わっていただきたいと考えています。
次のページですが、食文化体験イベントも実施します。
先ほども触れましたが、グルメフェア期間中の4月29日にフィールドパビリオンに認定されている生産者の方と消費者が交流できる食文化の体験イベントを開催します
フィールドパビリオンは、現在260件認定されています。
万博期間中は、国内外から多くの方が訪れ、取組みを発信する絶好の機会と考えています。
こうした機会を捉えて、多くの人が集まれる場所や場面で発信していくことが大事だと考えています。
今回のフェアメニューの中にも、フィールドパビリオンに認定されている生産者に関する食材が使用されています。
グルメフェアで多くの人が集まる場であるため、消費者が地域の生産者と交流をし、食文化を体験することで、フィールドパビリオンの取組みを発信する場を設けられないかということで、株式会社ポトマックへ提案したところ快諾いただいて、今回実施することになります。
イベントの内容は2点あります。
1つ目は、加東市で栽培されるもち麦を通して地方創生に取り組んでおられる株式会社マルヤナギ小倉屋と、テレビでも活躍中の「さかなのおにいさん かわちゃん」にご登壇いただきまして、トークショーを開催します。
2つ目は、株式会社マルヤナギ小倉屋と兵庫県漁業協同組合連合会による県産もち麦加工品とノリやしらすなどの水産加工品の即売会を実施したいと考えています。
併せて、TOOTH MARTで5000円以上お買い上げの方に、イベントに参加いただく株式会社マルヤナギ小倉屋と兵庫県漁業協同組合連合会の2者のフィールドパビリオン体験ツアーが抽選で当たるキャンペーンを実施したいと考えています。
当選数は、「もち麦ウェルネスツアー」、これはもち麦を使用したうどん打ち体験キッズ教室で、お子さんが20名、それから、「美味しいひょうごの魚を食べよう!料理教室」が5組10名になります。
ぜひ、フェアに参加いただいて応募していただきたいと思います。
今回のイベントを通じまして、兵庫県の県産食材の魅力を1人でも多くの方に感じていただき、認知度の向上につながればいいと考えています。
加えて、フィールドパビリオンに認定されている生産者と消費者が交流できる今回のような食文化体験イベントを通じて、県産食材をより身近に感じてもらうとともに、兵庫ならではの持続可能な取組みの魅力を発見できる機会になればいいなと考えていますので、ぜひ多くの方々にこの「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」にご来場いただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
〈質疑〉
Q1(毎日新聞)
「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」ですけども、大阪・関西万博に連動したイベントだというふうに捉えているんですが、関連も含めてなんですけども、万博が開催4日目となりました。
率直に知事のですね、万博のにぎわいの印象ですとか、楽市楽座だとかですね、今回の「TOOTH MART HYOGO EXPO 2025」のような関連イベントへの誘客とかですね、そういう今後の期待とですね、それと4日経っていますけれども、現状見えている課題はどんなふうに捉えているか教えてください。
A1(知事)
万博が開幕してもう4日という形になります。
開会式には行かせていただきまして、大変すばらしい開会式だったというふうに考えています。
日本の伝統的な文化と最先端のダンスとかと融合したりとか、あとはそういった意味で、万国が集まる博覧会というものが、いよいよ関西でスタートしたということだと思います。
会場が初日に大分混雑していたということで、いろんな課題というものが指摘される中で、そのあたりは、協会の方が中心となって対応していくというふうには考えています。
兵庫県としては、ぜひ今ご指摘いただいた楽市楽座、ひょうごフィールドパビリオン、それから県立美術館の「ひょうごEXPO TERMINAL」ですね、それと今日発表させていただいたこういったイベントも含めて、ぜひ、兵庫県に多くの方が来ていただけるような取組みの仕掛けを準備させていただいています。
残念ながら、ひょうご楽市楽座は、開会イベントというものは、天候が悪かったため中止になりましたけども、ぜひこれから半年間に渡って、それぞれのプログラムを実施していきますので、それ以外にも、淡路であったら「AWAJI島博」とか、そういった自治体や地域中心となるイベントもしていただけますから、そういった意味で、やりながらいろんな課題が見えてきたり、それが万博後にもつなげていくことになると思いますので、これからもしっかり状況見ながら対応していきたいというふうに考えています。
Q2(毎日新聞)
課題ということでいうともう少し様子を見て、どういった課題があるか精査していくというような感じですか。
A2(知事)
そうですね。
ひょうごフィールドパビリオンで言いますと、やはり万博外のしかも兵庫県という広い地域での取組みになりますから、実際にそこにどういうふうにお客さんが来ていただけるのかというのは、これはかねてから仕掛けとしてのポイントだと思っていましたし、それを受入れる際に、多言語対応とかいろんな課題も見えてくると思います。
そういったところもそれぞれをやりながら、今、万博推進の担当部局の方がしっかりやっていただいているところですので、進めながら、この半年間、あっという間のようで、まだ半年ありますから、その期間中でいろんな対応を考えていくということが大事だと思います。