2025年4月 兵庫県内『市長選挙』結果
計7市町
■ 初当選(4市)
淡路市:戸田敦大
豊岡市:門間雄司
宝塚市:森臨太郎
伊丹市:中田慎也
■ 再選(3市町)
朝来市:藤岡勇
香美町:浜上勇人
宍粟市:福元晶三
朝来市長選(4月27日無投票)
〇当選者
藤岡 勇(66歳、現職、無所属)
※無投票再選(3期目)
〇投票率
無投票のため実施されず
〇主な争点
・観光資源の活用(竹田城跡など)
・人口減少・少子高齢化への対応
・地域医療や交通の維持
〇方針・施策
・観光と農業の連携による地域経済の活性化
・子育て支援の拡充、移住促進による定住人口の増加
・医療・福祉・交通など生活インフラの維持と強化
・前任期での「市民との協働によるまちづくり」の継続
〇備考
・2期8年の実績、継続的な安定施策が評価された
香美町長選(4月27日投開票)
〇当選者
浜上 勇人(63歳、現職、無所属)
※4期目の当選
〇対立候補
小谷 康仁(62歳、新人、無所属、元町議)
〇投票率
66.8%(前回比2.2ポイント減)
〇主な争点
・人口減少、高齢化対策
・医療体制、出産支援の拡充
・交通手段の確保(ライドシェアなど)
・町財政の持続可能性
〇方針、施策
・18歳までの医療費無償化
・「ふるさと納税」の推進
・出産、子育てなどの伴走型相談支援
・出産育児用品の購入、子育てに係る費用の経済的支援
・町民や事業者に寄り添う姿勢を強調
〇備考
・人口減と高齢化への安定した対応で支持を得た
淡路市長選(4月27日投開票)
〇当選者
戸田敦大氏(39歳、新人、元淡路市議)
〇対立候補
・門康彦(79歳、現職5期目、自民・公明推薦)
村田沙織氏(52歳、新人、元市議)
〇投票率
57.28%(前回比3.03ポイント増)
〇主な争点
・観光需要への対応
・人口減少対策
・若者の定住支援
・市長給与の50%削減 など
〇方針、施策
・世代交代の必要性と人口減対策を強調
・若者の定住支援、市長給与の50%削減を掲げる
・「市政を変えて欲しい」市民の声が支持につながる
〇備考
・2005年の市発足以来初めての市長交代
豊岡市長選(4月27日投開票)
〇当選者
門間雄司氏(53歳、新人、元兵庫県議)
〇対立候補
・関貫久仁郎(68歳、現職)
・前野文孝(57歳、新人、元副市長)
〇投票率
57.58%(前回比4.56ポイント減)
〇主な争点
・医療、介護政策
・子育て支援、過疎少子高齢化対策
・豊岡市新文化会館の整備
・現市政の評価など
〇方針、施策
・市議3期、県議3期の経験と人脈
・演劇文化、コウノトリを生かしたまちづくりについて「前職でも現職でもない新たな道」を訴え支持を広げる
宍粟市長選(4月27日投開票)
〇当選者
福元晶三氏(71歳、現職、無所属)
※2013年〜4回目の当選
〇対立候補
大畑利明氏(無所属・新)6,911票
赤硲康之氏(諸派・新)1,386票
〇投票率
70.25%(前回比3.65ポイント減)
〇主な争点
宍粟総合病院の新築移転計画
〇方針、施策
・安心して医療を受けられる体制の構築
・病院計画の推進を
・3期12年の実績を訴えて支
宝塚市長選(4月13日投開票)
〇当選者
森臨太郎(54歳、新人、小児科医)
〇投票率
36.97%(前回比5.68ポイント減)
〇主な争点
・市立病院の経営改善
・市財政の再建
・医療、介護、福祉ネットワーク構築
〇方針、施策
・医師、国連職員の実績と経験を活かした「命を守る町づくり」
・市民と対話しながら『オール宝塚』で輝きを取り戻す
・医療モデルの改革による赤字解消、市民サービスの維持
〇備考
・市民から250億円寄付が有り病院建替えに一定のめど
・ごみ処理施設など大型事業も控える
医師・国連職員としての経験を活用
・政党の支持は受けず市民団体の支持を得る
伊丹市長選(4月13日投開票)
〇当選者
中田慎也(43歳、新人、元兵庫県議)
〇投票率
36.84%(前回比2.39ポイント増)
〇主な争点
・子育て支援
・伊丹空港への国際便誘致
・次世代への投資
〇方針、施策
・習い事の公費負担制度
・子育て、教育など次世代への投資
・住みやすさを実感できる街づくり
・伊丹空港の国際便就航実現
→国際便の就航など空港活用の在り方を検討
〇備考
市民の期待を受け新市政運営に意欲
※敬称略