兵庫県政新聞
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2025/7/29 斎藤知事定例会見『みんなで育む 未来の森づくりシンポジウム2025開催』

みんなで育む 未来の森づくりシンポジウム2025

1、シンポジウム内容

○日時・会場

2025年9月7日(日)14:30~

神戸市中央区・ラッセホール

○講演

「森林の防災機能を高める災害に強い森づくりの取組み」

○パネルディスカッション

「みんなで育む未来の森づくり」

2、目的

○気候変動、災害リスクが高まる中、森林の防災機能、森づくりの重要性を幅広い世代・地域の県民に理解してもらう

○県民緑税を活用した「災害に強い森づくり」の取組を紹介、今後の方向性を県民と共に考える

3、期待する成果

○森林の公益的機能(防災・水資源保全など)への理解促進

○森林整備が海・川・山を通じて豊かな暮らしや食文化を支える事を共有

○多様な世代・立場から森づくりの未来を議論する場の創出

4、兵庫県の取組み
○県民緑税を活用、森林の防災・保水機能向上を推進

○5年ごとの事業検証で効果を確認(土砂災害抑制、水保全機能向上)

○森林整備は都市部の住民負担も含め、県全体で支える仕組み

〈全文〉
今年もそうですが、近年の気候変動が活発になっています。

災害に備えて、森林が持つ防災などの広域的な役割や森づくりの重要性について、幅広い世代や地域の県民の皆さんにご理解を深めてもらうことが大事です。

そのために、「みんなで育む未来の森づくりシンポジウム2025」を開催します。
兵庫県では、いわゆる県民緑税を活用して、「災害に強い森づくり」に取り組んでいます。
5年ごとの事業検証では、土砂災害などを抑制するために森林の防災機能、水を保水する機能の向上が確認されており、今回のシンポジウムではこれまでの取組みを紹介するとともに、様々な世代や立場の県民の皆さんとともに、これからの森づくりについて考えるパネルディスカッションなども行っていきたいと考えています。

開催日は9月7日(日曜日)14時半からで、神戸市中央区のラッセホールで開催します。

内容の1つ目は、「森林の防災機能を高める災害に強い森づくりの取組み」をテーマにし、植物生態学、そして保全生態学が専門でおられる県立大学の服部名誉教授による講演を行っていただきます。

2つ目が、「みんなで育む未来の森づくり」をテーマに、県立大学の山瀬教授の進行でパネルディスカッションを行います。
森林環境保全活動に取り組む企業等を代表として川崎重工業に来ていただく、そして森林従事者の代表としては北はりま森林組合、そして森林保全活動に取り組んでおられる下谷上南山里山整備協議会の代表の方のほか、県立森林大学校の学生、さらには森林防災を学んでおられる県立長田高校の学生にも参加していただきます。

それぞれの立場や世代から未来の森づくりについて考える場としたいと考えています。

本日29日から受付けを開始します。
定員は300名ですので、多くの方にぜひご参加いただきたいと思います。

このようなシンポジウムを通じて、森林整備の必要性、そして防災など森林の公益的機能について、県民の皆さんに広くご理解いただくということ、そしてそれを支えるために、現在、県民緑税として、県民の皆さんに課税をさせていただいております。
これは森林を有する地方部のみならず、神戸や阪神間のような都市の住民の皆さんからも税を一定負担いただいて、それをしっかり活用して森林の多面的機能、防災機能も含めてしっかり維持していこうというものですので、そういったものが海、川、そして山を通じて、県民の皆さんの豊かな暮らしや食文化を支えるベースとなっていることを理解いただきたいと思っていますので、ぜひ県民の皆さん含めまして、多くの皆様の参加をお待ちしておりますので、よろしくお願いします。

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