2025年4月4日
兵庫県立大学 入学宣誓式
◯日時
2025年4月4日(金)10:00~
◯会場
神戸国際会館 こくさいホール
◯新入生数
1,803名
(学部生1,300名、大学院生503名)
◯参加者
新入生、保護者(事前申込制)、教職員、来賓など
◯式次第
- 開式
- 国歌斉唱
- 学長式辞(髙坂誠 学長)
- 理事長祝辞
- 来賓祝辞(兵庫県知事 齋藤元彦 氏)
- 新入生代表宣誓
- 大学プロモーションビデオ上映
- 学歌斉唱
- 閉式
※式典の模様はYouTubeでライブ配信され後日視聴も可能
※保護者はホール(260席)と待合室(600席)に分散参加(事前申込制)
◯式辞など
髙坂誠(学長)
「厳しい新型コロナ禍の影響が残るなか、くじけることなく真摯な努力を続けられ、晴れてご入学、進学を勝ち取られたみなさんに、大学を代表して敬意と祝福を表します。」
「兵庫県立大学は平成16年、特色ある神戸商科大学、姫路工業大学、兵庫県立看護大学の県立3大学が統合して発足、昨年、創立20周年を迎えました。歴史の一番古い神戸商科大学の前身、旧制神戸高等商業学校の設置にまで遡ると、100年近い歴史と伝統を有しています。」
「本学が位置する兵庫県は、北から但馬、丹波、播磨、摂津、淡路の旧五国から構成されており、地域により気候・風土が大きく異なることから、日本の縮図と言われています。新入生のみなさんは、この広い兵庫県内に点在する多様性に富んだ9つのキャンパスに分かれて勉学に励み、感性を磨き、誠実でたおやかな人間力を涵養することになります。」
「私たちには忘れられない日付と時間があります。1995年1月17日午前5時46分。阪神・淡路大震災から今年で30年、私たちは災害に備えること、想定外に備えることを教訓とし、国内外から差し伸べられた多くの温かい手に支えられて、創造的復興(Build back better)に取り組んできました。阪神・淡路大震災を経験していないみなさんにも、未来の人たちの命と心を守る責務があります。」
「20世紀を代表するドイツの劇作家ベルトルト・ブレヒトは1920年9月15日の日記に、『私たちが作るのは商品ではない、贈り物だ』と書き留めています。みなさんは私たちが未来に届ける大切な贈り物です。ともに迷い、ともに苦しみ、喜びを分かち合い、恵まれた幸運にともに感謝しながら、混迷する世界に新たな価値と希望を生み出すために、手をたずさえて進んでいきましょう。Together, we can change the world for the better.」 (抜粋)
齋藤元彦(兵庫県知事)
「新たな門出を迎えた皆さんの晴れやかな表情が印象的でした。授業料無償化など若者支援策を一層強化していきます。」(SNS)
2025年4月2日
芸術文化観光専門職大学 入学式
◯日時
2025年4月2日(水)
◯会場
静思堂シアター(兵庫県豊岡市)
新入生数
87名(第5期生)
参加者
新入生、保護者、教職員、来賓など
◯式次第
- 開式
- 学長式辞(平田オリザ 学長)
- 来賓祝辞(兵庫県知事 齋藤元彦 氏)
- 新入生代表挨拶
- 校歌斉唱
- 閉式
※芸術文化観光専門職大学は2021年開学。演劇と観光の実践的教育を行う日本初の専門職大学
※2025年3月に第1期生61名が卒業
※地域との協働、実践を重視した教育課程を展開
◯式辞など
平田オリザ(学長)
「皆さんはいま、人類の長い知の営みのその先端に立っています。その誇りと自負を持って四年間を過ごしてほしい」
齋藤元彦(兵庫県知事)
「但馬の豊かな自然と文化を学びの舞台に、充実した大学生活を送ってほしい」
※私見
兵庫県立大学は「日本の縮図」とされる多様な兵庫県全域にキャンパスを持ち、幅広い学問領域を展開している大学です。
学長の式辞には震災、コロナ禍を経た人間力の重要性と未来に向けた創造的な価値の創出への期待が強く込められており「公共性」を重視する公立大学らしい重厚さを感じます。
芸術文化観光専門職大学は創造と実践を重んじる小規模・専門型の新しい大学です。
平田学長の言葉は学生の知的な位置づけと誇りに訴えるもので、学問への尊敬と地域との協働を前提としたユニークな教育方針が読み取れます。
斎藤知事の式辞は、地域で学ぶ学生への温かい思いやりが込められた優しいメッセージです。「充実した大学生活を送ってほしい」という言葉には人生への応援と地域での成長を願う気持ちが表れています。
多くの事を学び地域社会への貢献を期待します。