兵庫県政新聞
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2025/5/20 『健口から始めるウェルビーイング向上プロジェクトwell→噛むEXPO’25」の開催』

《要約》

イベント開催の告知
『健(けん)口(こう)から始めるウェル・ビーイング向上プロジェクトwell→噛むEXPO’25』

【目的】
オーラルケアや歯科検診の大切さを周知し県民の健康寿命を延ばす

【イベント内容】
・来場者参加型トークイベント「歯と健康について学ぼう、体験しよう!」
→大阪大学大学院歯学研究科・坂中哲人氏、ひょうご健口推進部長・お笑い芸人ジャルジャル登壇予定

・協力企業による体験ブースや展示
→7社の協力企業による最新のオーラルケア用品の展示、簡易な歯周病の検査、全自動の歯ブラシ、咀嚼計(噛む力を計る機械)、口腔機能の育成ゲームなどの体験ができるブースが用意される

【日時】
令和7年6月28日(土)
13:00~16:30

【会場】
神戸新聞松方ホール
(神戸市中央区東川崎町)
入場無料

【申込方法】
特設サイトからの事前申込のみ
・定員
先着500名
・申込期間
令和7年5月20日(火)~ 6月20日(金)

【補足】
兵庫県では令和4年度に「歯及び口腔の健康づくり推進条例」を制定。
県内における歯科健診の受診率は全体では60%ほどだが、20代の受診率は45%ほどと全世代の中でも最も低い。
イベント開催後も県民向けのポータルサイトなどを活用して20代を中心に歯の健康について考える機会を設けていく。

【ひょうご健口推進部とは】
令和4年「歯及び口腔の健康づくり推進条例」にて発足。
県民の歯周疾患リスクをさげて健康寿命を延ばすことを目指したコミュニティ。

口腔ケアをテーマとしたポータルサイト、イベントを運営し県民へコンセプトを広く発信。
健康寿命の延伸やウェル・ビーイングの向上に取組んでいる。

《全文》

2番目は、「健口から始めるウェルビーイング向上プロジェクトwell→噛むEXPO’25」の開催」です。
日々の食事や会話を楽しんでいくということにとって、歯と口の健康というものは欠かせないというふうに考えています。
兵庫県では、歯及び口腔の健康づくり推進条例というものを、私が知事就任後ですね、条例を制定させていただきました。
これはやはり、かかりつけ医などで定期的に歯科健診を受けていただくということなど、高齢者のみならず小さいお子さんのときから、そういった歯科健診というものは大事だというふうに考えていますので、そういった啓発というものを進めてきたことになります。
一方で、歯科健診の受診率については、全体では60%ほどになるのですが、実は20代の受診率というものが45%ほどということで、全世代の中でも最も低いということです。
従いまして、これから若い世代への働きかけというものは大変重要な課題というふうになっています。
次のページですけれども、そこで、兵庫県では若い世代を含めた全世代の県民の皆さんの健口意識、健康の「健」に「口」というふうに書いて健口意識ですけれども、そこから健康寿命の延伸を目指すということで、「健口から始めるウェルビーイング向上プロジェクト」というものを実施しています。昨年11月に若者世代を中心とした幅広い世代に人気がある、お笑いコンビのジャルジャルのおふたりをひょうご健口推進部長に就任をしていただきました。
かかりつけ医への歯医者さんを持つことの重要性や、歯と口腔の健康を保つ大切さというものを発信してきております。
昨年は、このプロジェクトのキックオフイベントとして「噛ミング(coming)EXPO’25~前笑戦~」を開催させていただきました。
若い方を中心に多くの方にご来場いただきまして、歯の健康を守ることの大切さを知っていただいたというふうに考えています。
そこで、1ページ目に戻りますけども、今年度は、ひょうごEXPOweekの「健康とウェルビーイング」の期間中に、健康等に対する意識が高まる機会というふうに考えていますので、「well→噛むEXPO’25」を開催したいというふうに考えています。
開催日時は6月28日を予定しています。
内容としては、本県のひょうご健口推進部長に就任いただいていますジャルジャルの2人と大阪大学の坂中講師にご登壇いただきまして、来場参加者のトークショーを行っていきたいというふうに考えています。
さらに、会場内では、7社の協力企業による最新のオーラルケア用品の展示や、簡易な歯周病の検査、全自動の歯ブラシ、それから咀嚼計、噛む力を計るものだと思いますけれども、それから歯みがきや口腔機能の育成ゲームなどの体験ができるブースも設置したいというふうに考えています。
定員は500名ということで、事前申し込みが必要になりますので、特設サイトから申し込んでいただきたいというふうに考えています。
申し込み期間は、本日から6月20日までということで、先着順で定員に達し次第締め切りということになります。
このイベントは先ほど申し上げた7つの協力企業の他、県の歯科医師会、それから県の歯科衛生士会の皆様、そして歯科技工士会にご後援いただいておりますので、官民連携による取り組みだということになります。
ぜひお子様から大人まで、歯と口の健康というものは、全身の健康の基盤というふうになりますから、歯の単独条例の制定を、県としてさせていただきました。
さらには、ジャルジャルの2人を健口推進部長に委嘱して、県民への啓発PRに取り組んできたというところです。
イベント開催後も、県民向けのポータルサイトなどを活用しまして幅広い世代にご自身の歯と口の健康について考える機会をぜひ増やしていくことで、県全体での健口意識、歯の健康を守る意識というものを図っていきたいというふうに思いますので、ぜひこのイベントへの参加をきっかけに、皆さんの関心を高めていただくことをお願いしたいというふうに考えています。

《質疑》
日刊工業新聞:
もう1点なんですけれども。
well→噛むEXPO’25の開催についてです。
県が主導する意義というものは何なんでしょうか。
全身の健康の基盤になるということなんですけれども、それによって、例えば医療費が抑制されるとかですね、そういった効果が見込まれるのかなと勝手に考えているんですけれども。
そのあたりはいかがでしょうか。
知事:
そうですね。
まさにそのとおりで、歯と口の健康というものが、やはり全身の健康の基盤であるということです。
やはり歯の咀嚼力ですね、噛む力、これは歯の本数もそうなんですけど、8020運動というもので、一定の高齢者になる年代までに、歯をいっぱい残しておくということが、健康にも、長寿にも繋がると。
そして、生活のQOLにも繋がっていくということは、もうかねてより指摘されているということになります。
そういった意味で、歯の健康というものが、全身の健康を維持するということ、これはひいては、医療費の抑制であったりとか、あとは介護とか、そういったところのやはり介護度の進んでいく方をですね、そして、ペースを抑制していくということも繋がるというふうに言われていますから、やはり、これは歯の健康というものをしっかり県民の皆さんに、小さなときから知っていただくと。
特に健康診査ですね、歯科健診を受診していただくということをスタートとして、歯の健康を保っていくということの重要性を伝えていきたい、というふうに考えています。

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