◎石川県庁、珠洲市への視察等
◯視察等について
【目的】
サミットにおける「創造的復興」の理念の共有・発信
【概要】
能登半島地震からの復興状況の視察、兵庫県派遣職員からの報告会等を行う
【日時】
令和7年5月22日(木)
【行程】
・石川県庁馳知事と面談(派遣職員からの報告会)
・珠洲市役所泉谷市長と面談(派遣職員からの報告会)
・珠洲市内にある飯田港、宝立町の仮設住宅を視察
※令和7年の兵庫県庁からの派遣職員:石川県1名、珠洲市5名
◯創造的復興サミット (概要)
~単に災害前の状態に戻すだけでない Build Back Better の概念の提唱~
【趣旨】
・ 2025年(大阪・関西万博開催)は阪神淡路大震災から30年
・節目の年に国内外の被災地と連携して開催
・被災地の知事、海外の自治体、関係機関などが意見交換、発信
・復旧復興に取組んでいる石川県、珠洲市が発信する事で創造的復興の理念を国内外に発信
【主催】
兵庫県
【協力】
関西広域連合, 経済界(関西経済連合会, 兵庫県商工会議所連合会等)
【主なメンバー】
・国内被災地の知事(兵庫, 岩手, 宮城, 福島, 石川等)
・国内被災地の市町村長(神戸市, 南三陸町, 飯舘村, 珠洲市等)
・海外の被災自治体(トルコ, ウクライナ等)
・関西広域連合長
・関経連会長
・兵庫県商工会議所連合会会頭等 計20名程度
【開催時期】
2025年9月20日(土)PM
※「創造的復興ウィーク(万博の兵庫県版テーマウィークの1つ)」に位置づけ
【開催場所】
神戸ポートピアホテル
【主な内容】
・主な国内外の被災地の知事、関係機関等による討議
・被災地の高校生による活動報告と提案(午前中の報告会の総括)
・サミット終了後『(仮)兵庫宣言[イニシアチブ](共同記者会見)』の実施
・防災関連施設にてエクスカーションの実施(自由参加)
◯珠洲市内の復興状況の視察
①飯田港(珠洲市飯田町)
・震災の津波等により被災
・破損した岸壁等、主要係留施設について段階的に復旧工事中
②応急仮説住宅(珠洲市宝立町)
・仮設住宅が完成(今年2月)
・「宝立町第2団地」では135戸が整備され全戸が入居中
《全文》
「石川県庁及び珠洲市への視察等」です。
来週5月22日になりますけれども、能登半島地震からの復興に取り組んでおられる石川県、そして珠洲市を訪問します。
馳知事、そして珠洲市の泉谷市長と面談をさせていただくほか、甚大な被害を受けた施設の復興状況の視察を行います。
また、県から石川県や珠洲市に派遣されている職員からの報告も受けたいというふうに考えています。
具体的には、5月22日の午前中に石川県庁を訪問して馳知事と面談をさせていただきます。
午後からは、珠洲市役所にて泉谷市長と面会をした後、派遣されている職員との意見交換、そして復興に取り組まれている現場を視察させていただきたいというふうに考えています。
次のページですけれども、今回の訪問の目的の1つとしては、今年が阪神・淡路大震災から30年という節目になります。
今年の9月には「創造的復興サミット」を兵庫県内で開催します。
このサミットは、既に何度かお伝えをさせていただいていますけども、国内外の被災地の首長さんなどに集っていただきまして、阪神・淡路大震災で生まれた復興のコンセプトである、「創造的復興」、災害前よりもよりよい社会を作っていこう、その創造的復興をテーマとして意見交換を行い、国内外に改めて災害からの復興を発信していこうというふうに考えています。
この理念の共有や発信にあたりまして、能登半島地震からの復旧復興に現在取り組んでおられる石川県庁と珠洲市役所を訪問しまして、知事や市長と面談を行って、その状況をお伺いした上で、サミットへの出席というものも依頼をさせていただきたいというふうに考えています。
また、県から派遣されている職員からも報告を受けることを予定しています。
それから次のページですけれども、復興の状況の視察としては、面談後に震災の津波などにより被災をし、現在、段階的な復旧工事が進められている飯田港、そして今年2月に完成をし、多くの方が入居されている宝立町というところの仮設住宅を訪問します。
現地での復興の歩みを実際に見て、創造的復興に向けての課題や、これからの復興に向けての地域の状況を把握したいと考えています。
今回の視察を通じて、「創造的復興サミット」の主催県の知事として、能登半島地震からの復興に取り組んでおられる被災地の声と復興の現場をしっかり把握をし、今現在開かれている大阪・関西万博で国内外から多くの方が、この兵庫県や関西に訪れる機会を機に開催をする「創造的復興サミット」で、復旧や復興にまさに現在取り組んでおられる状況、そして目指している復興の姿を石川県や珠洲市からも直接発信していただくことで、創造的復興の理念を国内外に発信していきたいというふうに考えています。