「山陰近畿自動車道「竹野道路」の起工式開催」です。
この全体の計画されている12kmのうち、県内は約51kmであり、そのうち23.2kmが現在開通済みで使われているということになっていまして、残りの開通されていないところについて、鋭意、両府県や国と連携させていただきながら事業を進めているというところです。
現在、鳥取県側の浜坂道路Ⅱ期と竹野道路は、現在県が事業を進めています。
それから城崎周辺の城崎道路については、国が直轄権限代行ということで、国が事業を進めている状況です。
このうち、竹野道路については、北近畿豊岡自動車道の終点である、仮称になりますけれども豊岡北ジャンクション・インターチェンジと、山陰近畿自動車道の、仮称になりますけれども竹野インターチェンジを結ぶ4.9kmの道路になります。
これは、令和3年度に事業着手をし、これまで設計や用地買収を進めてきました。
この度、本格的な工事に着手する運びとなりました。
起工式については、(資料の)右の方になりますけども、工事の着工に先立ちまして、安全に順調にこの工事が進むということを祈念し、早期完成に向けた地元の機運醸成を図るため、起工式を6月14日(土曜日)に開催します。
当日は11時から開催することとしており、私も出席する予定です。
次のページですけれども、この竹野道路の効果ですが、竹野道路の整備によりまして、竹野海岸など但馬地域が有する観光資源を生かした観光振興、そして医療へのアクセスということで、公立の豊岡病院へのアクセス改善による竹野地域の医療環境の向上にも貢献するものと期待しています。
救急車の所要時間も、この竹野地域から公立豊岡病院までの所要時間も6分程度短縮するということで、やはり急患搬送にも夜間含めて大変重要なポイントになってきます。
さらに、竹野道路を含む山陰近畿自動車道の整備が進めば、鳥取や京都方面からのアクセスが改善され、公立豊岡病院など高次救急医療機関へのアクセス改善や鳥取県や京都府との交流の促進、物資輸送など災害にも強い道路網を形成することになります。
開通時期は、これから工事が着工しますので、まだ未定ではありますけども、引き続き山陰近畿自動車道の早期完成に向けて、地元自治体や国などとしっかり連携して取り組んでいきたいと考えています。