兵庫県政新聞
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6/11 定例会見『令和7年度高校生チャレンジ留学選考結果のお知らせ~HYOGO高校生「海外武者修行」応援プロジェクト~」』

【令和7年度 高校生チャレンジ留学選考結果のお知らせ】

HYOGO高校生「海外武者修行」応援プロジェクト

■支援人数の倍増
10人→20人(今年度は2年目)

74名の応募の中から書類・面接を経てチャレンジ精神あふれる20名を選出!

■選考の特徴
〇16校が初めて選ばれるなど参加校の多様化が進む

〇留学先
アジア7名、オセアニア5名、北米4名、欧州4名

〇分野別
社会貢献10名、スポーツ6名、ビジネス・地域産業・芸術など各若干名

■代表的な留学内容
〇スリランカの病院で医療を学ぶ(社会貢献)
〇オーストラリアで保育を体験
〇ラグビー、バスケットの本場で挑戦(スポーツ)
〇フランスでスイーツ作りを学ぶ(ビジネス)
〇イタリアで黒豆メニューを発信(地域産業)
〇韓国のダンススクールでスキル習得、オーディション参加(芸術)

■今後の予定
6月22日
留学前研修会
7~8月
夏休みに1か月の海外留学
10月頃
寄附者を招いて成果報告会

■プロジェクトの財源と展望
〇官民協働で実施し寄附と税で費用を半分ずつ負担

〇既に8,000万円超の寄附が集まり、ふるさと納税等で継続募集

〇毎年100人規模への拡大を目指す

■ 知事コメント
〇意欲ある若者を応援する機運が高まっている
・社会全体が若者の挑戦を後押しする流れを感じている

〇将来的には「年間100人規模」の支援を目指す
・令和7年度は20名を支援)
・今後は支援対象をさらに拡大

〇「個人の力」がますます重要に
・人口減少、少子化が進む中で社会を支えるのは一人ひとりの行動力と挑戦心

・若い世代が自ら未来を切り拓くことが地域社会の活力につながる

〇「躍動する兵庫」の実現に向けて

・若者が国内外で活躍できる環境づくりが兵庫の将来に直結

・引続き若い世代の挑戦を行政も全力で支援

《全文》
1番目は、「令和7年度高校生チャレンジ留学選考結果のお知らせ~HYOGO高校生『海外武者修行』応援プロジェクト~」です。
2年目を迎える今年度の高校生チャレンジ留学になりますが、HYOGO「高校生海外武者修行」応援プロジェクトの支援する人数については、昨年度10人だったものを今回20名まで増やしています。昨年度も、10名の学生さんがそれぞれの夢に向かって頑張って、それぞれの分野で挑戦をされました。今回、74名の方からご応募いただきました。改めて挑戦をいただいたことに感謝を申し上げたいと思っています。どの計画も素晴らしかったということですが、書類選考や面接の結果、チャレンジ精神溢れる高校生20名を選考させていただいたので、その概要をお知らせしたいと思います。
今回、残念ながら選考から漏れた皆様もまた海外留学へのチャレンジを諦めずに頑張っていただきたいと思っています。そして、選考した20名の在籍高校の設置種別や学年別の内訳ですが、資料に記載のとおりです。今年度、16校から初めて選考されるなど、裾野が広がっていると考えています。
留学先の地域ですが、ここに書いてあるとおり、アジア地域に7名、大洋州、いわゆるオーストラリアなどが5名になっています。そして、北米が4名、ヨーロッパが4名です。分野別で見ますと社会貢献が最も多くて10名になります。これは、医療の問題であったりとか、貧困の問題などについて考えていきたいという学生さんが多いということだと思います。それ以外にもスポーツが6名になっています。また、ビジネスであったりとか、地域産業、芸術となっており、世界各地、多様な分野で頑張っていただけることを大変嬉しく思っています。
今後のスケジュールですが、6月22日に留学前研修会を開催して、7月から8月頃にかけて、これは夏休みの期間になりますので、1カ月ほどになると思いますが、海外で個々の学びに取り組んでいただきたいと考えています。帰国後、10月頃にはご寄附をいただいた企業や団体の皆様をお招きして、報告会を開催したいと考えています。ぜひ、留学の成果を聞かせていただくことを楽しみにしています。
個人、企業からのご寄附がたくさん集まっており、この事業は官民協働でやらせていただいており、ざっくり言うと、半分を税で、半分を民間企業等の皆さんからの寄附で賄わせていただきたいということでやってきましたが、既に8000万円を超える寄附をいただいておりますので、ぜひ、ご賛同いただける方は引き続き、ふるさと納税などでも募集していますので、ご協力をお願いしたいと考えています。
そして、20名の方のそれぞれの留学計画については、資料に記載のとおりです。社会貢献をされる方が一番多いと申し上げましたが、オーストラリアで保育の関係、スリランカでは現地の病院で医療に関することを学んでいきたいということだと思います。アジア地域なども含めて、いろんなワークショップに参加するなど様々な分野で頑張っていただきたいと考えています。
「スポーツ分野」では、ラグビーであったりとか、バスケットボール、それぞれの本場で頑張ってみたいという方がおられます。ラグビーワールドカップの決勝でレフリーを務めることを目標にラグビーとクラブスポーツの歴史や文化を体験し、レフリーの在り方を探求したいというものです。「ビジネス分野」では、スイーツの本場フランスに留学する方もおられます。パティシエスクールのインターンシップに参加して、スイーツ作りのスキルアップ、それから幅広い知識や技術の習得を目指すとしています。「地域産業分野」では、フランスとスローフードの地イタリアに留学する方がおられます。黒豆の栄養価や可能性を科学的に広げるために、市場を調査して黒豆を使ったメニューを考えて発信活動も行うとしています。「芸術分野」では、韓国に留学する方がおり、去年もおられたかと思いますが、世界中からダンサーの集まるスクールで、ダンスやボーカルのスキルを身につけながら、オーディションにも参加してみたいということです。
このように、面接時には20人それぞれが留学に対する熱く、強い思いを話していただきました。ぜひ目標に向かってチャレンジをしていただきたいと思っています。この事業は、先ほど申し上げましたとおり官民協働で、若者へのチャレンジを応援する事業になります。2年目を迎えて、プロジェクトの理念にご賛同いただける企業や個人の皆様も増えてきており、既に8000万円を超える寄附を先ほど申し上げましたとおり、いただいています。社会全体で意欲ある若者を応援したいという機運の高まりを感じています。目標としては、毎年100人ぐらいまで、このプロジェクトで留学される方を増やしていきたいと思っていますが、人口減少や少子化が進む中で、大事になるのは個人の力だとかねてより申し上げています。「躍動する兵庫」の実現に向けて、若い世代が活躍できる社会を目指すことが重要ですので、引き続き、若い世代のチャレンジを応援していきたいと思っています。

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