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1番目は、「救急安心センターひょうご(#7119)の開始」です。この度、高齢化の進展などによりまして、救急需要が近年伸びている状況です。
そして、それに対応するために、救急安心センター事業を全県対象としてサービスを開始します。
現在、この事業は、神戸市、姫路市、芦屋市で実施していますが、限りある救急や医療資源を適正に利用していくことは、県民の皆さんの安全安心の確保、医療サービスを適正に活用していくこと、医師の働き方改革などにも寄与するということで、この間、県と県内の市町と協議を重ねて、今回整ったので、全県で展開することとなりました。
そもそも、#7119事業は何かといいますと、具合が悪いときに本当に悪いときには、救急車を呼んでいただくことが大事ですが、少し迷っているケースとか、例えばお子さんが夜中に熱を出されてうなされているとか、そういう状況に救急車を呼んだ方がいいかどうか迷われている方もおられます。
そんなときに、この#7119に電話していただければ、看護師の方とかそういった医療の関係の専門家が相談にのってくれます。
コールセンターで相談をしながら、必要に応じて病院を紹介したりとか、あとは救急医療を受けられた方がいいですよ、ということを電話で相談をしていただくという事業になります。
これが、神戸市などが先行的にやっていますが、一定の救急体制の負荷を軽減させる効果が出ていることがあり、兵庫県としても全県展開が必要だと今回判断しました。
利用方法については、ここに書いているとおり、#7119にダイヤルをしていただきます。
ここで注意すべきは、尼崎市とか、あと一部の地域は078ではなくて、06であったりとか、072の固定電話の番号がありますので、そういった方には直通のダイヤルである078-331-7119におかけいただきたいと思います。
それ以外の神戸市内とか078地域は、この#7119を押していただければ、自動的にセンターに繋がります。
また、携帯電話からは基本的には#7119で全県どこでも繋がります。
相談料は無料ですが、通話料は相談者のご負担になります。
サービスの利用開始は来月になりますが、7月11日午前9時からを予定しています。
この事業は、県と県内の41市町で「救急安心センターひょうご運営委員会」を設置し、委託事業により実施します。
24時間365日体制、多言語対応で運営することを予定しています。
事業スキームは次のページになります。
先ほど申し上げたとおり、病院に行くべきか、そして救急車を呼ぶべきか迷ったときとか、応急手当の方法が分からないときなどがあると思います。
そういったときに、#7119にまずご相談をいただきたいと思います。
そこで看護師や相談員等が電話口で病気になられている方とか、傷病者の状況を聞き取って、緊急性の有無や病院を受診する必要があるのかどうか等を相談しながら、判断していきます。
相談内容から、緊急性が高いと判断される場合には、119番を案内させていただいて、緊急性が比較的高くないと判断される場合には、休日や夜間が中心になると思いますので、現在では、熱中症のリスク等も高まってきていますので、受診可能な医療機関等のアドバイスを行います。
今後、7月からようやく兵庫県全体でスタートになります。
やはり、各市町の消防救急業務というものは、市町が行うことになりますが、救急体制は逼迫しています。
これから夏が本格化する中で、熱中症や体の調子が悪いということも出てくると思いますので、ぜひこの#7119の活用をお願いしたいと考えています。
なお、緊急を要すると思ったら、迷わず119番を活用いただくことが大事だということはお伝えしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。