躍動カフェ(但馬地域)
地域の魅力と課題解決を知事と一緒に考え実行へ
〇日時
2025/6/13(金)午後~
〇会場
コウノトリ但馬空港ターミナル1階
多目的ホール(豊岡市)
〇参加者
但馬地域の住民・事業者など24人
(豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町)
〇目的
「躍動する兵庫」を進めるため現場の声を聞く(第11回目、但馬地域は初開催)
〇テーマ
「行きたくなる・暮らしたくなる、ワクワク但馬に向けた魅力づくり」
〇ワークショップ
(5つのテーマに分かれグループ討議)
☆Aグループ
生活環境(住みたくなる環境)
◎課題
・子育て、医療、交通、外国人支援の整備不足
・地域活動の「見える化」が不十分
◎提案
・市町を超えて情報共有できる「地域活動カレンダー」の導入
・豊岡「Toyooka iDO」養父「つながるDAY YABU」など既存事例の横展開
・翻訳、通訳、行政手続など外国人住民支援
☆Bグループ
就労環境(働きたくなる職場)
◎課題
・若者の流出、働く場の魅力不足
・キャリア設計、成長を実感する仕組み
◎提案
・「但馬版キッザニア」など地元職業体験
・企業の人事制度改革、ロールモデル紹介
・異業種交流・世代間ネットワークの創出
☆Cグループ
産業(買いたくなる地域産品)
◎課題
・地場産品の認知、体験機会が少ない
・商品のブランド力、発信力の向上
◎提案
・農泊、工房ツアーなど滞在型×体験型消費拠点の整備
・異業種コラボによる商品開発
(酒×スイーツ、陶芸×カフェ など)
・福利厚生、地域通貨を活用した域内消費の促進
☆Dグループ
ツーリズム(訪ねたくなる但馬)
◎課題
・交通アクセスの不便さ、雨天時観光の不足
・宿泊が一部地域(城崎など)に偏っている 提案
◎提案
・地域ガイドの育成、インバウンド対応強化
・観光施設間の連携「周遊型ルート」整備
・ライドシェア、e-Bike、シャトルバスの導入
・地域間連携による広域的な情報発信
☆Eグループ
地域資源(唯一無二の魅力発信)
◎課題
・コウノトリ、但馬牛、温泉、鉱山跡など豊富な地域資源が十分に発信されていない
◎提案
・地域の物語をストーリーブック、映像化。多言語で発信
・学校、観光、移住施策との連動による学びと体験の融合
・若者、移住者が主役のSNS発信支援、コンテスト開催
※参加者の提案
・JR城崎温泉駅〜鳥取駅間の観光活用
・体験型観光列車の運行
(余部橋梁の絶景+ガイド付き)
・乗車自体が旅の目的となる体験空間
・無人駅を活用したカフェ、物販の拠点化
・ICOCA、ライドシェア導入による利便性向上
→知事の反応
・「観光列車のアイデアは魅力的」と前向きに評価
・知事自らもGWに余部橋梁を訪問。現地理解の深さを共有
〇知事のコメント
「一人一人との対話を通じ政策のヒント、気づきを得られた」
「県民との直接対話や現場での体験が政策立案の根幹」
「現場目線のリアルな提案ばかり。政策への反映を前向きに検討」
「今後もこのような場を積極的に設けていく」
〇参加者の感想
「単なる陳情でなく“課題+提案”を持って対話できたことに意義がある」
「提案が知事に届いた事で地域の未来に希望が持てた」
「JR、観光、雇用など複雑な課題にも地域住民発の現実的なアイデアを出せて良かった」
〇まとめ
・「行きたくなる、暮らしたくなる但馬」へ地域の現実的な意見が多数
・働き方、暮らし方、観光、資源活用まで幅広い考えが提示
・県の「躍動予算」、地域施策への反映が期待される