兵庫県政新聞
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兵庫県

2025/8/26 定例会見『高温・渇水に対する農業者支援』

高温・渇水に対する農業者支援

◎状況

○6月27日に梅雨明け後、少雨・高温が続く

○農業用水不足、農作物(特に米)への影響が顕在化

○早米の収穫は進んでいるが今後の収穫期に大きな支障が懸念

○JAからも対応の要望あり

①農業水利施設への干ばつ応急対策支援

○国の事業を活用

水利施設管理強化事業

○支援内容

ポンプ設置・稼働、用水確保対策に対する経費補助

○補助率

国・県・市町が農業者の負担を分担

○課題

国の補助対象は「8月1日以降着手分のみ」

○兵庫県独自支援

7月中の経費も対象、市町へ2分の1を上限に補助

○国への要望

「7月分も補助対象に」と働きかけ予定

② カメムシ被害への緊急対策

○状況

高温の影響でカメムシ大量発生(米の品質低下・収量減少の恐れ)

○被害内容

米に黒色、茶色の斑点 → 品質低下・減収

○国の対応

特例支援を創設、防除費用を補助

○県の対応

農薬散布(1回目・2回目後の3回目防除)に補助を実施

○課題

国の補助要件に「現場調査」があり、迅速性に欠ける

○兵庫県の要望

注意報が出ている地域では県が調査をしなくても即時対応できるよう条件緩和を求める

→機動性を重視した迅速な防除体制を確保

○今後の予定

・干ばつ対策、カメムシ防除ともに9月補正予算案に計上、議会で説明予定

・農家、市町の支援を最優先に負担軽減とスピード感ある対応を実施

◎まとめ
兵庫県は「干ばつ対策」と「カメムシ防除」の両面で国の制度を補完しつつ独自支援を行い、迅速で機動的な農業支援を進める方針

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