2025/5/31 知事日程
県道豊岡竹野線「城崎大橋」開通式典
防災、観光、ボートの町へ
老朽化が進んでいた城崎大橋は、約20年にわたる架替工事を経て2025年5月31日通行開始。
玄武洞、城崎温泉地域の主要交通ルートに加え防災、観光でも大きな役割を果たす。
◯齋藤元彦知事のコメント
「北但大震災100年の節目に、その象徴となる安全・安心で地震に強い橋が誕生した。但馬地域の安全・安心の確保、観光振興につながることを期待する」
◯地域の声
・歩道が広くなり安心して歩ける
・橋と川の調和が進み観光に新しい魅力が加わった（観光業者）
・橋脚の高さ広さと合わせて、川の安全性と観光価値が増した（ボート関係者）
◯幅が2.5倍に拡大
・歩道が広がり通行者の安全性向上
・車道の幅も十分に確保され大型車のすれ違いも容易に
・円山川沿いの景観をゆったり楽しめる観光橋としての魅力も高まる
◯高く広がった橋脚
・川の流れを妨げにくい構造により、増水時の安全性、流木の通過性が向上
・ボート、カヌーの航行性が向上。快適な水上観光、競技が可能に。
◯観光とボートの町へ
・城崎温泉など観光ルートの利便性が向上。
・ボート、カヌーなど川の遊び、体験、競技が活発になる事で「観光とボートの町」として地域の魅力が高まる。
◯式典の様子
主な内容
・時間
10時30分～11時30分
・テープカット、くす玉
・渡り初め
・太鼓演奏
バザー、イベント
・時間
11時～14時
・会場
豊岡市立城崎ボートセンター（城崎大橋東詰）
・キッチンカーの出店
多彩なグルメを提供するキッチンカーが6台出店
・地元特産品の販売
地元産の野菜や加工食品などが販売、地域の魅力を発信
・もちまき、菓子まき
14時〜来場者が参加
◯今後の期待
災害時の安全性、新橋と円山川を活かした観光施策やイベントの展開にも期待
・防災
重要なライフライン、避難路としての活用。
・地域活性化
「観光とボートの町」としての地域ブランディングが進み、但馬地域の活性化に貢献
・観光振興
「城崎温泉駅 ⇔ 玄武洞公園 ⇔ 豊岡駅」間のバス路線新設予定
【参考情報】
◯橋梁の仕様
・名称
城崎大橋
・所在地
兵庫県豊岡市城崎町桃島、今津、楽々浦
・路線
県道豊岡竹野線
・橋長
561.5メートル
・幅員
11.25メートル
・車道
6.5メートル（片側1車線×2）
・歩道
3.5メートル
・路肩
0.75メートル
・形式
PC6径間連続箱桁橋（プレストレストコンクリート橋）
・構造
橋脚5基、橋台2基、鋼管矢板基礎（杭長 最大約54メートル）
・総事業費
約236億円（うち橋梁部：約191億円）
・事業期間
2005年度～2028年度
・開通日
2025年5月31日
◯特徴
・大型車、観光バスも通行可
→旧橋（幅員4.5メートル）から大幅に拡幅（11.25メートル）
・景観配慮
茶色アルミ高欄、親柱に自然石、橋桁の高さ変化
・塩害対策強化
かぶり厚70mm、エポキシ樹脂PCケーブル、鉄筋使用
・環境配慮
